こんにちは、ぺんです。
とうとう日経でもFIREムーブメントが取り上げられるようになりました。
2010年代にアメリカで始まった動きが、10年の時を経て日本まで辿り着いた感があります。
今回読んだのは、「普通の会社員でもできる日本版FIRE超入門」
概要
基本的な思想、4%ルールは他のFIRE本と同じです。
一点非常に良かった点として、この本は日本のプロのFP兼ライターが、日本人向けに書いている点です。
今までのFIRE本は海外のケースが多く、細かいところはあまり参考にならないのが問題でした。例えば不動産を買って値上がりした時に売る、副業をして本給と同じくらい稼ぐ等々は日本では一般的ではないですし、海外の税金制度や福祉制度を利用したマネーハックも日本では適用不可です。
また今までのFIRE本著者は揃いも揃って子供を育ててないので、そりゃ子供がいなければお金も貯まるよみたいな感想もありました。
一方でこの本は、日本の仕事の勤務形態や、税金制度、福祉制度まで細かく触れながら、独身や子なし夫婦、子あり夫婦のパターンそれぞれでFIREを達成するにはどうしたら良いかを解説しています。この点が非常に親切と感じました。
感想
内容としてはコンサバ寄りです。
海外本では30~40歳代でのFIREを推奨しているのに対し、本書では50歳代でのFIRE(著者はプチFIREと呼んでいる)を推奨しています。
確かに日本の給料の平均値や将来の長寿命化を考えると、50歳代でのFIREが一番現実的かなと感じました。
でも私は変わらず40歳まで、つまり30歳代で1億円貯めることを目標にします。