こんにちは、ぺんです。
前回は室内の水耕栽培で使うLEDの選定指針を書きました、具体的には以下の通りです
- 赤色と青色の光を主体に全可視波長の光を満遍なく当てる
- 葉の休憩のために光が当たらない時間を設ける。夏至の昼時間が14時間なので、LEDは1日14時間照らす。
- DLIを22[mol/m²/d]に設定する。14h/dayだと、上の換算表より、PPFDは450[μmol m-2 s-1]必要
これに沿って、LEDを選んでみました。
選んだLED
Amazonを見るとたくさんありますが、選んだのは以下の三つ。
↓赤色と青色の光をメインに出します。PPFDは68[μmol m-2 s-1]
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↓全可視波長の光を満遍なく当てます。PPFDは不明だが68[μmol m-2 s-1]と仮定
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↓電球用のソケット、2つ取口がついていてお得。
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PPFDは二つ合わせて136 [μmol m-2 s-1]。
目標は450[μmol m-2 s-1]なので、そのままだと足らないですが解決策があります。
PPFDを上げる方法
光量子の密度を上げます。具体的には反射を利用して光を集中させようかと。
反射にはアルミホイルを用います。アルミは反射率が90%と非常に高いことが知られており、宇宙船にも使われているくらいです。
そして出来上がったのがこれ↓
上から光を照らし、横方向に拡散しないように四方をアルミホイルを貼り付けた板で覆います。(上には光が逃げますが、そのうちカバーでも作ります。)
水耕栽培装置の縦横が40cmなので、面積は0.16m2。光が全て0.16m2に集中すると、136 [μmol m-2 s-1] * 1 [m2] / 0.16 [m2] = 850 [μmol m-2 s-1]PPFDまで底上げできます。
仮に50%光が失われても425 [μmol m-2 s-1]PPFDであり、目標をほぼほぼ達成します。
LED反射装置の作り方
PPFDを上げるアルミの囲いの作り方です。
- 長い段ボールを用意します。できれば装置を囲める長さがよい、なかったら段ボールを貼り合わせて作る。
- 両面テープを用いてアルミホイルを貼っていく、シワシワの方が光を乱反射するのでシワシワにしてから貼る。適当に貼っても勝手にシワシワになるので大丈夫です。
- 破れたところはアルミテープで補修する。
- 出来上がり、簡単です。
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後は四方に装置を囲うだけ。
今回はここまで、次回からは成長の様子について書いていこうを思います。