こんにちは、ぺんです。
最近FIREムーブメントなるものを知りましたのでそれについて書いてみようと思います。
FIREムーブメントとは?
Finanncial Independence Retire Earlyの略で、
投資などの不労所得によって収入を得て経済的自由を獲得することで、仕事を続ける必要がなくなることです。
どのように達成するのか?
株式による年間配当のみで生活します。
配当を4%と仮定すると、年間生活費の25倍の資産があれば生活可能となります。
例えば我が家の年間生活費は約380万円なので、その25倍は380 * 25 = 9,500 [万円]です。
9,500万円の株式を所有することで、年間の配当は9,500 * 0.04 = 380 [万円] となり、元手を減らさずに夢の配当金生活が可能となります。
貯めるのにどのくらいの期間が必要か?
このサイトで、何年でFIREが可能になるかを計算可能です。
実際に我が家の今年の見込みで計算してみましたのが下の図です。図中に各項目の説明を赤字で記入しています。
これを見ると、我が家の貯蓄率60%ですと、約11年でリタイア可能とわかります。
貯蓄率別で計算した表もありました、これを見ると貯蓄率70%の場合なんと8.5年でリタイア可能です。
FIREムーブメントの問題点
ここまでFIREムーブメントがいかに素晴らしいかを語ってきましたが、大きく分けて2点問題点があります。
- 生活費は今後増えるかもしれない
FIREは生活費が常に一定の前提の元で成り立ちます。しかし人生において先を見通すのは非常に難しく、例えば子供の進学や仕事での転勤、大病を患ったりした場合、予想以上の生活費が必要になる場面が多々あります。この場合は利子分の生活費では足りず、元手を食いつぶすことになりますが、元手を減らすと利子も減りますので、負のスパイラルに陥ってしまいます。 - 株の利率は一定でない
2008年のリーマンショックでは一年半かけて株価は1/2になりました、また今回(2020年)のコロナウイルス騒動によって株価も大きく下がっております。 生活費を株に依存していると、約10年周期で訪れる世界恐慌時には大きなダメージを被ってしまいます。この場合も利子分の生活費では足りず、元手を食いつぶすことになりますが、元手を減らすと利子も減りますので、負のスパイラルに陥ってしまいます。
今後どうすべきか
メリットデメリットを述べてきましたが、FIREムーブメントは非常に興味深いアイデアであることに変わりはありません。
取るべき手段としては、倹約に努め、FIREできるだけの貯蓄が貯まったら現在の仕事を辞め、自分の好きな仕事(週2,3日働くのでも良い)で生きていくのが一番現実味があるかなと考えてます。