こんにちは、ぺんです。
先日、約33万円分持っていたeMAXIS全世界株式インデックスを全て売却し、eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)に乗り換えました。
乗り換えた理由
信託報酬率が違うためです。eMAXISの信託報酬率は0.66%に対し、eMAXIS Slimの信託報酬率は0.11%と約1/6。
しかもSlimは信託報酬率を業界最低基準に設定すると明言しており、実際何度も引き下げを行っております。
実際に手元の331,230円をずっとeMAXISでホールド、eMAXIS Slimに乗り換えた場合の資産額の推移をシミュレーションしてみました。
前提条件は、
- NISA口座で運用(乗り換え時に税金が発生しない)
- 年率は同じ3%
20年運用すると、
eMAXISでホールド |
512,148円(+54.6%) |
eMAXIS slimに乗り換え |
568,510円(+71.7%) |
と運用成績で約17%,金額にして56,000円の差がつきました。
信託報酬率はたかが0.66%-0.11%で0.55%の違いですが、20年運用すると17%もリターンが違ってきます。
できるだけ早く乗り換えるのが得です。
eMAXISとeMAXIS slimに分かれている理由
eMAXISよりも低信託報酬率ファンドの台頭
このニュースでも取り上げられているように、つみたてNISAが始まって以来、続々と良質なファンドが増えてきて、さらにファンド運用会社間では熾烈な手数料値下げ競争が繰り広げられました。
以前からeMAXISを運営していた三菱UFJ国際投信もニッセイ、SBIの低信託報酬率ファンドに押され始めましたが、かといって信託報酬率を0.66→0.11%に下げると収入が1/6になってしまいます。
そこで新たなSlimシリーズを作ることで対抗しようとしました。
みんながみんなSlimに乗り換えられない理由
新しいSlimシリーズを作っても、結局はみんなSlimに乗り換えるから同じ…とはなりません。
なぜならば乗り換える時に一旦eMAXISを売却しようとすると、利益分に約20%の課税が発生するためです(我が家はNISA口座での運用でしたから課税されませんでした)。
先程のシミュレーションから、eMAXISとslimシリーズの運用成績は20年以上経たないと利益上20%の乖離が発生しません。そのために大半の人は乗り換えると税金のせいで損になるので、泣く泣くeMAXISシリーズを持ち続け、新規にslimシリーズを購入するしかなくなると推測しています。